職人を目指すみなさんへ

このところ職人をめざす若い方や、工芸に関連する就職を目指している学生さんたちから
相談や連絡をもらうことが多くなりました。
職人さんの「そろそろ弟子がほしいな」需要とうまくタイミングがあえば紹介できる場合もあるのですが、
やっぱりそういう話は少ないんですよね。

当たり前のことですけど、職人って業種や職種の名称ではなくて働き方、生き方だと思うので、
あんまり就職情報誌やハローワークはあてにならない。
でも、なんだかんだで良い親方と出会って、職人として頑張っている人も多いわけで、
わけわからない世界だといってかんたんに絶望するのももったいないなあと感じているのです。

以前、どこかに載せるために書いて、理由は忘れましたがボツにした原稿をここに掲載しておきます。
たぶん下書きなので少々雑なのはご勘弁ください。

伝統工芸の世界へ一歩踏み出そうとしている若い皆さん。
たしかにその門は広く開かれてはいません。
でも、あなたが考えているほど狭いわけでもありません。
おもに経済的な事情から職人さんが弟子をとることは年々難しくなっていますが、
それでも若い力を必要としている場所はたくさんあります。
それに、師匠となるベテラン職人さんたちは「この道で頑張りたい」と懸命に話す若い方をムゲに扱うほど
冷たくはありません。
ぶっきらぼうで愛想がないように見えても、ちゃんとあなたの想いに耳を傾けています。
採用されるかはわかりません。でも、弟子入りを直談判してみてイヤな思いをすることはないはずです。
一枚の手紙が、足を運ぶその勇気が、他人の心を動かすことだってあります。
ひとくちに手仕事といっても日本の伝統工芸にはさまざまな業種・職種があります。
まずは自分の関心ある分野を調べることからはじめてみてください。
とくに京都には伝統工芸に関連する施設などがたくさんありますので活用してください。
いつか取材者として皆さんに出会えることを励みに私も頑張りますので。


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