虎屋文化講演会「西陣・佐々木能衣装のしごと」
虎屋の羊羹うまいんですよね。
謝罪のお供として名高いですが、たしかに大抵のことなら許してしまう力があります。
虎屋の京都一条店には庭がきれいな虎屋菓寮という喫茶があります。
ここでおこなわれているる虎屋文化講演会は毎回さまざまなテーマで開催されているのですが、
今回は西陣で能装束をつくり続ける佐々木能衣裳さんに焦点を当てた企画でした。
登壇されたのは、佐々木能衣装の佐々木洋次氏。
私は聞き手としてご一緒させて頂きました。
能装束は演目や役柄によってたくさんの種類があり、織技法だけでも唐織、金襴、錦、絽、羅、紗、等々とても多彩です。
まるで西陣の技術をすべて集めたような佐々木能衣裳さんの仕事を、職人目線で語っていただきました。
佐々木能衣裳さんは、能楽だけではなく歌舞伎の坂東玉三郎さんの衣装も手掛けられているとのことで、
芸能による衣装の違いや、文様の意味についてなどもお話しいただきました。
写真は佐々木能衣裳さんの工房(撮影 虎屋)
会場には能装束や見本裂などもたくさん展示されていましたが、こちらは撮影禁止とのことで写真はありません。
トーク1時間半、午前午後の計2回で疲れ切った体を癒やすのはやはり羊羹。
ごちそうさまでした。
ご来場頂きました皆様、誠にありがとうございました。
佐々木能衣裳
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とらや公式ブログの紹介記事です。
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